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私が、将棋の上達のために利用してきたのが棋書です。いわゆる教室のようなものがあるほど都会に住んでるわけでもなかったため、必然的に本を読み込んで実戦で試すという、半ば独学と言える方法です。 将棋始めたのは15年近く前、ブログは4年前。新しく買った本は当ブログでもレビューを書いてたりしますが、空白の11年の間に買った本については触れることがなかったので、「棋書バックワード」と題し、この機会に改めて振り返ってみたいと思います。 1発目は、名著として名高い「島ノート」です。 本書出版は2002年で、私はまだ小学校の高学年か中学に入りたてくらいだったように思いますが、表紙とタイトルに惹かれて、お小遣いをはたいて購入した覚えがあります。 内容としては、当時の最先端の藤井システムや、ゴキゲン中飛車だけではなく、鬼殺しやメリケン向かい飛車、カメレオン戦法など奇襲戦法にも触れています。 各項に「基本」「発展」の解説があり、基本だけなら級位者でもまだ読める内容ですが、発展を読み込んで理解しようと思うと、有段~高段向けにかなり難しくなっています。 <目次> 向かい飛車 鬼殺し向かい飛車(桂捨て作戦、筋違い角鬼殺し向かい飛車) 新・升田流向かい飛車(鈴木スペシャル、やまびこ飛車) △3二金型向かい飛車(小倉流△2三飛、三浦流一手得作戦、△5二金左型VS穴熊) △3二銀型向かい飛車 メリケン向かい飛車 三間飛車 新・早石田(先手早石田VS△4二玉・VS△5四歩、先崎流後手早石田破り、3・4・3戦法) 新・石田流(久保流棒金破り、森内流引き角棒金、穴熊破りダイヤモンド美濃) 中田功XP 中飛車 ゴキゲン中飛車(丸山ワクチン、田村流、青野新手、飛先即交換型、森下流ゴキゲン破り、先手5筋位取り型) カメレオン戦法 四間飛車 藤井システムVS穴熊(△3二銀型、△4三銀型VS▲8八玉・VS▲5五歩・VS▲8六角、△3二飛型、▲5五角戦法、2002年型早囲いVS△7四歩、先手藤井システム最前線) 藤井システムVSカマボコ(穴熊組み替え作戦、陽動カマボコ) 藤井システムVS急戦(羽生流右▲4六銀、対右△6四銀終盤一気作戦) 鈴木システム(対▲6八角型穴熊、▲5九角型穴熊、飛車殺し作戦) 相穴熊(銀冠穴熊▲2四歩作戦、2002年型9筋逆襲作戦、ガッチャン銀) 右四間(穴熊破り右四間返し、穴熊破り石田流、矢倉はずし▲5七銀、三浦流早仕掛け) 居飛車城跡外戦法(新・鳥刺し、新・かまいたち、地下鉄飛車、高田流逆棒銀) これだけ多くの戦法について言及しているにも関わらず、全てが濃厚。 1冊の戦術書で全480頁近いボリュームは異例といえるでしょう。 著者本人が、本書のための研究も兼ねて公式戦で後手早石田を指し、本書掲載の「先崎流後手早石田破り」の前に29手で投了したという伝説を残しています(本人はそこまで指したのも「往生際が悪かった」としている)。 この戦法の項では、将棋について「勝負を考えなければこんなに楽しいゲームはない」と語っており、結果を追い求めなくてはならない棋士としての本音が垣間見えます。 私が棋書としてはかなり初期に買った本ですが、今でも強烈に印象に残っている思い出の一冊です。
by genbu-toro
| 2015-03-07 18:00
| 棋書
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