電王戦タッグマッチ
第2回電王戦で火花を散らしたプロ棋士とコンピュータ将棋のプログラムが、今度はチームとして組んでのトーナメント戦で争われるタッグマッチが行われました。
表面的な結果だけ書きますと、佐藤慎一四段&Ponanzaのタッグが、1戦多い位置であるハンデをものともせずに勝ち進んで優勝しました。
佐藤四段は第2回電王戦において、Ponanzaに敗れたことで「公式の場でコンピュータに負けた初めてのプロ棋士」ということになりました。
その佐藤四段が、一番コンピュータとのチームワークが良く、このメンツの中で優勝できたという結果に感慨深いものがあります。
間違いなくこの5人の中ではプロになるのに最も苦労の多かった人であるとか、そういうバックグラウンドも相まってそういう感情が湧き出しました。
企画として非常に面白かったですし、第3回電王戦の後にも何か企画してくれるんじゃないかという期待もできる内容だったと思います。